磯のヒラスズキを狙った釣りでは、ミノーを中心に使用しています。
風の影響を受けずキャストするポイントが近ければ、ミノーだけの使用で問題ありません。
ヒラスズキの潜んでいるであろうポイントが強風下で何十メートルも離れている場合には、ミノーではそこに届きません。
強風を切り裂く飛距離、荒波の中で水を掴み泳げること
磯のヒラスズキ釣りで釣り人にとっての悪条件を攻略することができる、
固定重心の小型ヘビーシンキングペンシルは種類が少ないです。
モンスターショット80Sはそんな悪条件を克服できるルアーですのでレビューします。
モンスターショット 80Sの基本スペック
重さ | 全長 | 推奨フック | リング | レンジ | 飛距離 | 沈下速度 |
30g | 80mm | #4 | #4 | ALL RANGE | 100m Over | 約50cm/秒 |
![](https://www.izu-fishingh.com/wp-content/uploads/2024/07/IMG_7798-817x1024.jpg)
カラーは18色。狙う対象魚、水色に合わせて選択することができます。
貫通ワイヤー構造
![](https://www.izu-fishingh.com/wp-content/uploads/2023/11/6E9BDE87-F8E2-47C0-B4E9-673095A8565D-1024x981.jpeg)
80mmクラスのシンキングペンシルで貫通ワイヤー構造のものはほとんどありません。
万が一ルアー本体が壊れてしまっても魚を獲ることができる可能性を残します。
水掴みの良いデザイン
![](https://www.izu-fishingh.com/wp-content/uploads/2023/11/6A0AA41B-EAF5-40AF-8F50-AF05FF1889BD-1024x1021.jpeg)
水を掴むフェイス形状により様々な操作が可能です。
水中アクション
使い方(状況)
![](https://www.izu-fishingh.com/wp-content/uploads/2023/11/5484D960-9111-4939-ADF7-84D1A83010F6-819x1024.jpeg)
・向い風が9m、10m以上で、ミノーでのキャストが難しい
・魚がいるポイントが遠い
・海面が荒れていて、他のシンキングペンシルでは水を掴まず空を飛んでしまう
・ゴロタなど根掛かり多発ポイント(沈下速度×秒数で潜航レンジがわかるため)
いずれかの状況が1つでも当てはまれば、モンスターショット80Sを使ってみる価値があります。
実釣 ヒラスズキ
![](https://www.izu-fishingh.com/wp-content/uploads/2023/11/38A11FD5-A8B3-4A27-BAD3-26E7BA08C600-819x1024.jpeg)
この日は向い風9m、水深2m、魚がいるポイントは40m先の条件で、ミノーでの攻略は不可能でした。
ヘビーショット80Sでこの条件をクリアすることで、ヒラスズキを釣ることができました。
フックセッティング(ヒラスズキ)
![](https://www.izu-fishingh.com/wp-content/uploads/2023/11/9A0C46A6-EFFC-48C6-9612-A3E2F7F80B04-1024x590.jpeg)
高比重なヘビーシンキングペンシルは飛距離がメリットになります。
一方で高比重が故に、エラ洗いなどヒットした魚が暴れてルアーを外そうとすると簡単に外れてしまいます。
ヘビーシンキングペンシルでヒラスズキを狙う時には、
フッキングポイントを増やすこと
バレ難いと言われるシンキングフックやツインフックに変えることで、魚のキャッチ率を上げることができます。
総評
デュエル モンスターショット 80Sは磯のヒラスズキを狙う過酷な状況を打破してくれるルアーです。
80mm30gサイズのシンキングペンシルは他にありません。
サーフでのヒラメ、磯のヒラスズキを狙うほとんどのロッドで振り切ることができるスペックです。
高比重ルアーは飛距離がメリットであり、バレやすさがデメリットになります。釣り物によってフックセッティングを変えることで、デメリットの軽減が期待できます。
デュエルのルアー全般に言えることですが、
カラーが豊富なこと、塗装が強いこと、取り扱い店が多いことは釣り人にとって大きなメリットです。
メルカリからも商品を探せます
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